峰崎部屋の土俵祭(平成24年5月場所)
平成24年4月19日、5月の本場所前に、峰崎部屋で土俵祭 が執り行われました。神官姿に威儀を正した祭主、行司・木村堅治郎の美声が響きます。
土俵祭とは
新しく土俵を構築した際に必ず行われる神事。
本場所の土俵祭は初日の前日に立行司が祭主となり他に脇行司二名の計三名で執り行われるが、稽古場の土俵祭は、本場所同様に行われることはごく稀で、部屋所属又は一門の行司が一人で執り行われる事が多い。
峰崎部屋の場合、先ず清祓いの儀(きよはらいのぎ)を行う。
これは祓い詞を奏上した後、四方に向かい榊を以てお祓いをする。
その次に献酒。四方の隅に盛り塩がされており、その上にお神酒を注いだ後、土俵を一周しながらお神酒を撒く。
最後にお供え物(洗米・塩・スルメ・昆布・お神酒)を下げた後、御幣(ごへい)と呼ばれる、奉書と紅白の水引を用いて造られた、神様に見立てたものが土俵中央に祀られているので、その前まで進んで「二礼二拍手一礼」にて終了する。
土俵祭は土俵の神様に降りて頂き、稽古場や本場所に於ける無事や部屋の隆盛等々の祈りを込めて粛々と執り行われる。
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